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土人形を知ってますか?
土人形って知ってますか? 私が初めて土人形を知ったのは、山形県酒田市に住み始めた頃でした。 現在古い家屋に住んでいるのですが、この家に住むにあたり 前住人が残した土人形譲り受けたのが始まりです。 そもそも土人形ってなんなんでしょう。 日本各地に土人形は存在します。 京都の伏見人形や福岡の博多人形、 宮城県の堤人形、富山県の富山土人形、山形の相良人形、東京の今戸人形、兵庫県の稲畑人形、佐賀県の尾崎人形、長崎県の古賀人形など日本各地50ヵ所以上の場所で作られていたそうです。 これら沢山の地域の土人形は現在作られているところもありますが、 既に廃絶し人形型が残っていない所も沢山あると言われております。
history
土人形の歴史
土人形の最古の産地は京都深草といわれております。ここで製作される伏見人形(稲荷人形)をもとに日本各地へ伝えられました。
history
広田系平田土人形の話
京都からの北前船で山形県酒田市(庄内地方)へ伝わったと言われております。庄内地方には4つの土人形があり、鵜渡川原人形、鶴岡人形、出町人形、そして広田人形がありました。広田人形は昭和22年に発祥し昭和44年まで酒田市落野目、鈴木瓦工場にて鈴木平吉さんが制作されていました。その後消滅したと言われておりましたが、今は酒田市平田にあります酒田市指定文化財旧阿部家の敷地内工房にて広田系平田土人形として保存会が継承をつづけております。
昭和30年代あたりまでは、日本の経済も現代のように豊かではありませんでした。 一般の家庭において雛人形の段飾りを揃えるというのは大変な事であり、ごく限られた家庭でしか購入ができませんでした。庶民の家では、土人形や瓦人形、張子人形などを飾ってお祝いをしていたそうです。 当時、土人形は各家庭を訪問して販売をしていました。各家庭では、それらを買い求め、桃の節句には女の子用の土雛を、端午の節句には男の子用の金太郎や桃太郎などを飾っていました。時には夫婦人形(高砂)や大黒様といった人形も一緒に飾り、おめでたい日を祝いました。(旧阿部家資料より要約抜粋)
motif
庄内人形のモチーフ
土人形モチーフになるものは、何種類かに別れます。
基本的におめでたいものが主です。
お祝い
七福神、雛人形、干支、高砂、三番叟、招き猫、福助、おたふくなど
童話
桃太郎、金太郎、因幡の白兎、舌切り雀、かぐや姫など
時代
時代のもの、戦争、野球少年、モダンガールなど
Gallery
Current product
広田系平田土人形
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old product
古い庄内土人形
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original product
オリジナルの絵付け人形
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